私自身の運命の転機~42歳から始まった新しい時間の流れ
怪我をして、ATOLに出会って結婚。苦手だった動物と一緒に暮らす。
本当に180度の方向転換です。
40歳までの私は退職するまでずっと独身で教師をしたいと考えていました。
自分は不器用なので家庭と仕事を両立する自信がありませんでした。
子どもと関わることは好きですが、結婚という煩わしさに抵抗がありました。
なにしろ、自分の両親が仲良くしている姿をほとんどみたことがなく、結婚=戦場のようなイメージを持っていたのです。実際、実家にいるときはいつも私自身が緊張していました。
教師になり、自活して独り暮らしになった時は、本当に自由で幸せでした。
仕事も大変なことはたくさんありましたが、充実し、やりがいも感じていました。
◆不思議な出来事
ところがです。
40歳を過ぎた頃から、少しずつ「不思議な出来事」が身の回りで起きるようになりました。
テレビのチャンネルが勝手に変わる。仕事でパソコンのデータがなくなる。
明らかに自分で入力していないデータが入っている、
それも、不思議な内容で。不思議なメッセージが携帯電話に打ち込まれる…。
自分が無意識になにかしているに違いないと思える範囲の小さな出来事の連続。
◆そして、足を怪我してしまったのです
捻挫と診断されたので、激痛をこらえて、松葉杖やローラーのついた椅子に片足を乗せて授業しました。
小学校の教師をしていましたので一日中授業がありますし、黒板を使いますのでほぼ一日中立って仕事をします。
帰って来てから、食事の準備などの最小限の家事をします。
夜は足が腫れて痛みますが、日中がハードワークなので倒れるように眠りにつく。
この生活の中で、自分の将来について考え直しました。
自分独りでこの先どうやって活きていくのか。怪我が治れば、また、仕事は今まで通り続けられるだろう。
でも、年をとってから独り暮らしになった時、どうなってしまうのだろうか。
41歳で、老後について真剣に考えはじめました。
その中に「結婚」という選択肢も生まれたのです。
次号では、私の42歳の転機についてお伝えします。
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