神降地(上高地)の旅 占い師の導き 【その6】

■ 役目の終わりが近づいて・・・・・


 

上高地から北海道に帰る為に一度東京を経由しました。

東京でも観光する予定でしたが、あいにくの雨ですし前日ほとんど睡眠をとっていないので、

ホテルの近くのビルで夕食をとることにしました。

気がつくと5日程の旅行行程でしたが、この日以外は素晴らしい五月晴れに恵まれておりました。

■ ビルの一角の占いブース

※写真はイメージです。

 

手相を視るそうです。

有名である、という様々なプロフィールが書かれておりました。

私自身は、既に東京で別の方にみてもらっていたので、それほど興味はなかったのですが、一度も占いをしたことがない、占いに否定的な母が「手相なら占いをしてみたい」と言い出しました。

この占い師のところには先客がいて、いつ終わるのかわからない深刻な雰囲気でした。

このビルには夕食を食べるために来たので、夕食後にタイミングが合えばみてもらおうという結論になり、夕食を食べにいきました。

 

■ しばらくして・・・・・・

 

 

夕食後、手相占いの方は穏やかな表情でこちらをながめています。

我々のことを覚えていたようです。

母は、手相をみてもらうことにしました。

この方は、手相の他にも八卦をみることができる人でした。
母の様々な質問に応えていく占い師。

 

「・・・・・・・・・・」

「ブイブイブイブイ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「ブイっ!」

 

せっかくなので、私もみてもらっては?ということになり、一応みてもらいました。

すると、この占い師は、「あ、お母さん、まもなくこの娘は結婚しますよ。」と言ったのです。

 

その瞬間!!

私の母親はすごい顔をしたそうです。

(えー・・・なんでぇー・・・・・すごい顔って、どんな顔?)

 

占い師の方は「なんで、そんなに酷い顔するの?娘が結婚するの、嬉しくないの?」と、聞き返しました。
…実は、母親は私自身がずっと独身で、晩年は母と一緒に暮らすことを願っていたのかも知れません。
確かに、上高地に来る9ヶ月程前に一度だけ「あとり」とは出会っていましたが、

まさか結婚するとは思っていませんでした。

それまで、私自身も全く結婚するイメージをもっていなかったのです。

そんなおまけの出来事もあり、いよいよ翌日北海道に帰ることになりました。

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