神降地(上高地)の旅 月明かりを見つめて~明神館から見上げる光 【その4】

■ 明神館


 

…この世なのか?

 

と思うほど、静寂した景色の中を明神館に向かって進んでいきます。

我々がロッヂを出発したのは人が移動時間とずれていたために、ゴールデンウィーク中ながらもそれほど人通りがありません。

明神館は、落ち着いた雰囲気で宿の方もとても親切でした。

宿の方に来る途中でカモシカに出会った話しをすると、あの場所にカモシカが出てくることは珍しいと言っていました。
「北海道から、予約した者です。」と告げると、

宿の代表の方が、「遠い所、よくいらっしゃいました。」と、

「明神岳」という山の名前の部屋を案内していただいた記憶があります。

 

■ お部屋の名前は「明神岳」

 

 

私達のお部屋は、窓越しに「明神岳(穂高岳)」が見えました。夜になると、山と満月が。

月の光に照らされた、神々しい山の姿。

旅の疲れがあるはずなのに、その山の姿から目を離すことが出来ないのです。

 

 

何分でも、何時間でも。

 

気がつくと、3時間ほど、ただ、だだ、山の姿を眺めていました。

 

山の姿と月に魅せられ、何時間も修行のように座っている娘の姿をみて、

母親は後日「薄気味悪かった」と言っていました(汗、、、)

 

確かに、感覚が研ぎ澄まされ、本当に不思議な体験でした。

あの時、ヨガのマントラについて知っていたら、きっと唱えていたにちがいありません。

 

母親のリクエストで訪れた上高地でしたが、私達自身もとても満たされ、幸せな旅となりました。

 

明神館

〒390-0222 長野県松本市入山辺8967

関連記事

  1. 占い気質とお笑い遺伝子 【エピソード1】

  2. 占いをはじめた切欠~人生のターニングポイントに気がついて 【エピソード…

  3. 京都 紅葉の名所 通天橋で光の叡智が舞い降りる

  4. White Cats Tarot ホワイト・キャッツ・タロット

  5. 下鴨神社(賀茂御祖神社) 「茶寮 宝泉堂」で一休み

  6. 京都 東寺の曼荼羅と、旅のまとめでいろいろ卒業 〈その二〉

  7. 伏見稲荷大社と平安京の結界 行ってみたらこんなところだった。

  8. 占いをはじめた切欠~愛の占い師と真のアイデンティティ 【エピソード14…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。