■ 役目の終わりが近づいて・・・・・
上高地から北海道に帰る為に一度東京を経由しました。
東京でも観光する予定でしたが、あいにくの雨ですし前日ほとんど睡眠をとっていないので、
ホテルの近くのビルで夕食をとることにしました。
気がつくと5日程の旅行行程でしたが、この日以外は素晴らしい五月晴れに恵まれておりました。
■ ビルの一角の占いブース
※写真はイメージです。
手相を視るそうです。
有名である、という様々なプロフィールが書かれておりました。
私自身は、既に東京で別の方にみてもらっていたので、それほど興味はなかったのですが、一度も占いをしたことがない、占いに否定的な母が「手相なら占いをしてみたい」と言い出しました。
この占い師のところには先客がいて、いつ終わるのかわからない深刻な雰囲気でした。
このビルには夕食を食べるために来たので、夕食後にタイミングが合えばみてもらおうという結論になり、夕食を食べにいきました。
■ しばらくして・・・・・・
夕食後、手相占いの方は穏やかな表情でこちらをながめています。
我々のことを覚えていたようです。
母は、手相をみてもらうことにしました。
この方は、手相の他にも八卦をみることができる人でした。
母の様々な質問に応えていく占い師。
「・・・・・・・・・・」
「ブイブイブイブイ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「ブイっ!」
せっかくなので、私もみてもらっては?ということになり、一応みてもらいました。
すると、この占い師は、「あ、お母さん、まもなくこの娘は結婚しますよ。」と言ったのです。
その瞬間!!
私の母親はすごい顔をしたそうです。
(えー・・・なんでぇー・・・・・すごい顔って、どんな顔?)
占い師の方は「なんで、そんなに酷い顔するの?娘が結婚するの、嬉しくないの?」と、聞き返しました。
…実は、母親は私自身がずっと独身で、晩年は母と一緒に暮らすことを願っていたのかも知れません。
確かに、上高地に来る9ヶ月程前に一度だけ「あとり」とは出会っていましたが、
まさか結婚するとは思っていませんでした。
それまで、私自身も全く結婚するイメージをもっていなかったのです。
そんなおまけの出来事もあり、いよいよ翌日北海道に帰ることになりました。
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